Myソースの使い方 †
Myソースは、ひまわり動画のプレイヤー上で、自分で用意した動画ファイルを再生できるものです。
「ひまたんぷれいや」との違いは、ひまわり動画のサイト上かどうかの違いです。
こちらはサイト上(ブラウザ)でそのまま再生するウェブプレーヤーです。
メリット †
- 読み込みが早い
- 登録されていない高解像度、大容量のファイルを再生できるので、高画質で視聴できる。
- 動画ファイルが寄生先では削除されていても、視聴できる。
- コメントがリアルタイムで更新されるので、ひまたんぷれいやと比べてコメントが新しく大量に入る。
デメリット †
- 自分で動画ファイルを用意する必要がある。
- Webサーバーをローカルにたてる必要があるため敷居が高い
STEP 1 †
動画ファイルを何らかの方法で用意します。
対応している形式はFlashPlayerで再生できるH.264コーデックのMP4ファイルか、VP6、H.263のFLVファイルである必要があります。
STEP 2 Webサーバーの導入 †
フリーのWebサーバーソフト(Apache,AN HTTPDなど)があるので、それらのいずれかをインストールします。
Skypeをインストールしている場合、Webサーバーで使用する80番をSkypeで使用しているため、Skypeの方のポート番号を変更してください。
(参考Webサイト:サーバエラーが出た場合のSkype2.0のポートの変更の方法
また、複数のWebサーバーを併用することは(ポート番号を変更しないと)できないので、どちらかのみを使用してください。
導入はAN HTTPDのほうが簡単で、設定もわかりやすいですが、フォルダの参照が文字化けするようです。
導入例:Apache †
- Apacheのダウンロード
The Apache Software FoundationのThe Apache HTTP Server Projectページにダウンロードリンクがあります。
Apacheには1.3系列、2.0系列、2.2系列がありますが、ここでは2.0系列を選択します。
Apacheのダウンロードページの「Apache HTTP Server 2.0.XX is also available」(XXはバージョンによって変わります)の部分にある、
「Win32 Binary without crypto (no mod_ssl) (MSI Installer):」の右のリンクをクリックしてダウンロードします。
(執筆時点での最新バージョン2.0.63のダウンロードリンク)
- Apacheのインストール
インストールはApache windows インストールなどのキーワードで検索してください。
- Apacheの起動確認
http://localhost/にアクセスして、ページの表示がされることを確認します。成功していれば「あなたの予想に反して、このページが見えているでしょうか?」等のメッセージが出るはずです。
- Apacheの設定変更
- スタートメニューから「プログラム」→「Apache HTTP Server 2.0」→「Configure Apache Server」→「Edit the Apache httpd.conf Configuration File」を開きます。
- メモ帳で設定ファイルが開かれるので、
DocumentRoot "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs"
という行を検索して探します。
- その行のダブルコーテーションで囲まれた部分を動画ファイルがおいてあるフォルダに書き換えます。その際、フォルダの区切りの¥マークは半角スラッシュ(/)に置き換えてください。
「E:\animation」というフォルダであれば、
DocumentRoot "E:/animation"
となります。
- その下に以下の3行を、最初の行の例では"E:/animation"となっているダブルコーテーション内を先ほどと同じように動画ファイルをおいてあるフォルダに書き換えて追加してください。
<Directory "E:/animation">
Options Indexes
</Directory>
- 変更した4行部分は例では次のようになります。
DocumentRoot "E:/animation"
<Directory "E:/animation">
Options Indexes
</Directory>
- 上書き保存して、Apacheの再起動をしてください。
Apacheの再起動方法はスタートメニューの「プログラム」→「Apache HTTP Server 2.0」→「Control Apache Server」→「Restart」で行えます。
エラーが出た場合は、設定ファイルを見直してください。
- もう一度http://localhost/をブラウザで表示します。動画ファイルのリストが表示されればApacheのインストールと設定は成功です。
ファイル名が途中で切れてしまって見にくい場合はhttp://localhost/?F=0ですべて表示されるようになります。
導入例:AN HTTPD †
- ダウンロードとインストール
AN HTTP Server Home Pageから最新バージョンをダウンロードします。
(執筆時点での最新バージョンはVersion 1.42pでした)
- ダウンロードしたZIPファイルを適当なフォルダに解凍します。
- 解凍したフォルダにある「httpd.exe」をダブルクリックして起動させます。ファイアーウォールやセキュリティソフトの警告が出てきた場合は通信を許可する設定にします。
- 起動するとすぐにタスクトレイに入るので、タスクトレイ上の黄色いアイコンを右クリックしてメニューから「オプション一般」を開きます。
- 設定画面が開くので、「一般タブ」の「ドキュメントルート」を動画ファイルをおいてあるフォルダへのパスを入力します。
フォルダのパスは、エクスプローラーでそのフォルダを開き、アドレスバーをクリックするとパスが表示されるのでコピーペーストします(Vistaの場合)。
- 設定画面の「表示/インデックス」タブを開き、インデックスの設定項目部分「インデックスリスト(ディレクトリリスト)を表示」にチェックを入れます。(最初から入っていると思いますが念のため)
「.www_browsableがあるディレクトリのみ」のチェックを外します。
- 「適用」ボタンをクリックします。再起動するとの確認がでるので「OK」をクリックします。インデックスリストのオプションを変更するとの確認が出るのでここも「OK」をクリックします。
- http://localhost/にアクセスして、ファイルリストが表示されるかどうか確認します。
STEP 3 Myソースでの使用 †
- ひまわり動画で見たい動画の再生ページを別ウインドウまたは別タブで開き、動画再生画面上部の「[Myソース] 」リンクをクリックします。
- 「動画ファイルのURL:」右のテキストボックスに、http://localhost/で表示しているファイルリストのリンクを右クリックし、「ショートカットのコピー」(IE)、「リンクのURLをコピー」(Firefox)してファイルのアドレスをコピーしておいたものを貼り付けます。
- 「OK」をクリックすると、動画の読み込みが開始されるので、ステータス部分のファイルサイズや、ロードスピードからローカルファイルであることを確認してください。
(ローカルファイルが読めない場合はデフォルトのソースを読み込んで再生するので成功したのかしていないのかわかりにくいです。はじめは関係ない動画で試すといいかもしれません)
フォルダの参照 †
(AN HTTPDではインデックスリストがShift-JISで出力されているため、文字化けしてしまうようなので、Apacheの使用を前提としています。)
ApacheのディレクトリインデックスをGreasemonkeyスクリプトのxmlhttpRequestメソッドを利用して取得し、ファイルリストを再生用のリンクに置き換えて表示します。
ファイル名をコピー&ペーストして入力することなくリンククリックのみでローカルにある動画ファイルを利用できるようになります。
この機能を利用するにはユーザーサイドでの解析と同じく、Firefox、Greasemonkey、ひまわり動画のGreasemonkeyスクリプトのインストールが必要です。
- 「フォルダを開く」のボタンの左にあるテキストボックスに「http://localhost/?F=0」と入力して「フォルダを開く」ボタンをクリックすると、設定したフォルダ内にあるファイルのリストが表示されます。
- リンクをクリックすると、そのファイルをソースとして使用して再生します。
この最初に参照するフォルダは設定で変更できます。動画再生画面下の「プレイヤーサイズ」タブにある「Myソースのデフォルトフォルダ」欄に、最初に表示させたいフォルダ「http://localhost/?F=0」などを入力して「変更」ボタンをクリックすると次回からはそのフォルダを最初に参照します。