Open Broadcaster Software(OBS)とは

XSplitに似た機能を持つフリーの配信ソフトウェアです。
複数の映像ソース、画像、字幕などを重ね合わせて映像にし、配信する事が出来ます。
XSplitのようにソースを自由に拡大縮小したり、位置決めしたりすることも出来ます。(シーンを編集する)
シーン機能も付いており、ソースの組み合わせを保存しておき、簡単に切り替えられます。
映像コーデックはH.264、音声コーデックはAACが使えます。
ステレオミキサー機能が付いているので、ステミキがないPCでもPC上に流れている音を配信に載せることが簡単に行えます。
シンプルに作られているので軽いのも特徴です。
※XPでは使えませんVista以降用です

Open Broadcaster Software(OBS Studio)の利用方法

OBS Studioを使った配信方法には、FMEやXSplitなどの他のエンコーダーと同じく次の方法があります。

  • ひまストサーバーを使う方法
    ひまわりストリームのサーバーを利用する方法です。
  • 外部サイトや自前サーバーを使う方法
    Youtube LiveやTwitch等の外部配信サイトや自前で用意したサーバーで配信する方法です。
    外部サイトを使う方法については外部配信サイトと連携を、自前のサーバーを使う方法は自鯖配信を御覧ください。

Open Broadcaster Softwareのダウンロードとインストール

  • OBSの公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストールします。

ひまストサーバーを使う方法

プロファイルの作成

obs_studio_profile.JPG
  • メニューの「プロファイル」-「新規」から新規プロファイルを作成すると、配信サイト別に設定を作成して切り替えが行なえますので作成しておくと便利です。
    ダイアログの名前の欄に、プロファイル名(ひまわりストリームの番組名などなんでも)を入力して「追加」をクリックします。

OBSの設定

  • メニューの「ファイル」→「設定」か、右下の「設定」ボタンをクリックします。

配信

obs_studio_publish.JPG

配信先のサーバー設定です。

配信種別カスタムストリーミングサーバー
URL配信コンソールのURL
ストリームキー配信コンソールのストリームキー

配信種別を「カスタムストリーミングサーバー」にします。
配信ページの配信コンソール、配信設定タブで「ひまストサーバー」にチェックを入れると出てくる「URL」「ストリームキー」をそれぞれOBSの設定画面にコピペして下さい。

出力

obs_studio_enc.JPG

映像と音声のエンコード設定です。
ひまストではネットワーク帯域の軽減を目的としてVBRの使用が推奨されています。

OBSStudio_02.jpg
出力モード詳細
配信
音声トラック1
エンコーダーx264(ソフトウェアエンコード)またはQuickSync H264(GPUによるハードウェアエンコード)
レート制御VBR
ビットレート映像のビットレートをkbps単位で指定します。1000以下に指定してください。
特定バッファサイズを使用通常はチェックを外した状態でOK
CRF映像の品質を指定します。デフォルトで問題ありません。
キーフレーム間隔キーフレームを何秒ごとに入れるかの設定です。2がひまスト推奨値です。
obs_studio_enc2.JPG
音声
ビットレート音声のビットレートです。通常は96、音質を重視する場合は128、そうでない場合は64程度でも十分です。

映像

obs_studio_video.JPG

映像の解像度やFPSの設定です。
デフォルトでは解像度が高く設定されているので、低い解像度に変更して下さい。

基本(キャンバス)解像度シーンなど作業用のキャンバス解像度です。例)1280x720
出力(スケーリング)解像度実際に配信される解像度です。上の基本解像度より小さい場合はスケーリング(縮小)されます。例)640x360
縮小フィルタスケーリング(縮小)するときのアルゴリズムを指定します。
FPS共通値フレームレートです。値が大きい方がなめらかに動きます。

音声

obs_studio_audio.JPG

音声の配信に使用するデバイス(サウンドカード)の設定です。
OBSにはステレオミキサー機能が付いているのでOBSのステミキ機能を使用するときは「マイク音声デバイス」をマイクなどに設定します。
OBSのステミキ機能は使わずに、アマミキやサウンドカードのステレオミキサー機能を使うときは、デバイスをステミキ付きのデバイスに設定し、
OBSのスピーカーアイコンをクリックしてミュートに設定してOBSのステミキ機能をOFFにします。

詳細設定

obs_studio_setting.JPG

細かい設定が行えます。分かる方は適当に設定して下さい。

OBSの操作

obs_studio_control.JPG

シーンの追加

シーンとは、カメラや文字、画像など配信する映像の組み合わせを保存しておくためのものです。用途に応じてシーンを切り替えることができます。
シーンを追加するにはシーンを右クリックして「シーンを追加」を選び、シーン名を入力します。

ソースの追加

ソースとはWebカメラや画面キャプチャ、画像、字幕など映像の元になるものです。OBSではそれらのソースを組み合わせて配信が行えます。
様々なソースがあるのでそれらを単体で表示させたり、組み合わせたりして映像を作成していきます。

ソースの種類
ソフトウェアキャプチャソースデスクトップの画面を範囲選択したり、特定のウインドウを指定して取り込み時に使用
画像画像ファイルを表示
画像スライドショー複数の画像を一定期間で切り替えて表示
テキスト文字を表示
映像キャプチャデバイスWebカメラやUSBキャプチャなどからの入力。AmaRecやNDC、SCFHなど他の仮想Webカメラを使用するときもこれ
ゲームキャプチャDirectXを使ったキャプチャ。ソフトウェアキャプチャより低負荷でキャプチャ可能

配信プレビュー

実際にどのような感じで配信されるのか、確認が行えます。
各シーンを編集するにはシーンを選択します。また、各ソースをクリックすると各ソースに赤枠が付き、拡大縮小や、移動してのレイアウト変更が行えます。

配信開始

設定が終わったら「配信開始」ボタンで配信を開始します。
ひまわりストリームの方でも映像が表示されることを確認して「配信開始」ボタンを押して下さい。


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Last-modified: 2019-06-02 (日) 23:23:40 (1790d)